
MacとWindowsの比較表
Mac | Windows | |
---|---|---|
パソコンOSシェア | 約12% | 約70% |
開発元 | アップル | マイクロソフト |
製造メーカー | アップルのみ | マイクロソフト 他多数 |
画面タッチ | ✕ | 対応機種あり |
2in1タブレット | ✕ | 対応機種あり |
トラックパッド (タッチパッド) | 使いやすい | 使いづらい |
別OSの利用 | Windowsが使える | macOSは使えない |
効率化/自動化 | ◯ | △ |
デザイン性 | ◯ | △ |
OS更新頻度 | 少ない | 頻繁 |
iPhone/iPad連携 | OS標準 | iCloud for Windows |
ストレージ暗号化 | OS標準 | Windows Proのみ |
トレード | △ | ◯ |
ゲーム | △ | ◯ |
VR | Windows MR | △ |
一太郎 | ✕ | ◯ |
世の中の70%はWindows
日本のパソコンOS(Windows/Mac/ChromeOS/Linux)のシェアは調査時期によって変わるのですが大体、Windowsが70%前後、Macが12%前後でその後にChromeOS(Chromebook)、Linuxが続きます。
つまり、日本のパソコンの70%はWindowsです。
さらに会社の一般業務(開発やデザイン以外)使われているパソコンはほとんどWindowsです。
そのため、パソコンを使った経験がない人が就職のために購入するならWindowsではないでしょうか。
Windows PC選びは難しい
Macはアップルが開発し、製造しているのはアップルだけです。
これはiPhoneやiPadも同様です。
そのため、現行機種であればどのMacを購入しても間違いはありません。
それに対してWindowsはマイクロソフトが開発していますが、様々なメーカーがWindows PCを製造しています。
これはGoogleがAndroidを開発し、様々なメーカーがAndroidスマホやタブレットを製造しているのと同様です。
膨大なWindows PCの中には安いだけで使い物にならない製品もあります。
そのため、機種選びは簡単ではありません。
もし、Macのように間違いのないものを購入したいならマイクロソフトのSurfaceから2in1以外(詳細は後述)選ぶ方法があります。
SurfaceとはWindowsの開発元であるマイクロソフト自身が製造するWindows PCです。
Macのように開発元と製造メーカーが同じため、さすがに使い物にならない機種はありません。
タブレット機能
Windows PCにはタブレットとしても使える2in1タイプがあります。

2in1のMacはありませんので、タブレット的にも使うならWindowsしかありません。
しかし、2in1のWindows PCは全くおすすめできません。
タブレットしての完成度がiPadに比べて低すぎるためです。
さらに2in1はノートパソコンとしても使いやすくありません。
有名定番ソフトはMacでもWindowsでも使える
有名な定番ソフトの多くはMacでもWindowsでも使えます。
- マイクロソフトOffice
- Dropbox
- Acrobat
- Creative Cloud
- Photoshop / Lightroom
- Illustrator
- Evernote
- Google日本語入力
- Visual Studio Code
Macを選ぶ理由
世の中の7割がWindows PCなのにMacを選ぶ理由としては以下があります。
- Windowsも使える
- 効率化/自動化
- デザイン性
- トラックパッドが使いやすい
- iPhone/iPadとの連携
- ストレージ暗号化が標準
- OS更新頻度が低い
Windowsも使える
Windows PCではmacOSを使えませんが、MacならWindowsも使えます。
効率化/自動化
プログラマーやデザイナーといった長時間パソコンを使う人達はパソコンの作業効率化が収入に直結します。
Macには様々な作業効率化アプリ、作業効率化アプリがあります。
Keyboard Maestro | 効率化/自動化アプリ |
---|---|
Karabiner Elements | キーボード / マウスカスタマイズ |
ショートカットアプリ | Mac標準の自動化アプリ |
コマンドシェル | UNIX系(自動化処理を作成しやすい) |
Windowsにも効率化アプリや機能はあるのですが、Macほど完成度が高くありません。
そのため、効率化/自動化を追求するならMacであり、自分専用に効率化/自動化されたMacは使いやすくもあります。
デザイン性
WindowsよりMacのほうがハードウエアもUI(ユーザーインターフェイス)もデザイン的に優れています。
特にMacはWindowsよりヒラギノの文字が圧倒的に綺麗で文字が読みやすいです。
MacBookやiMacなどの製品のデザインも優れています。
デザイナーなら前述の効率化/自動化以前にデザインでMacを選ぶのではないでしょうか。
トラックパッドが使いやすい

カフェなどの狭いテーブルでマウスを使っているのを見かけたことはないでしょうか。
トラックパッド(タッチパッド)やタッチパネルがついているのになぜわざわざマウスなのでしょうか。
理由は機種にもよりますがWindows PCのトラックパッドが使いづらいからです。
また、タッチパネルはそもそもパソコンの操作に向いていません(そのためにMacでは採用されないのだと思います)。
しかし、MacBookのタッチパッドはWindows PCより遥かに使いやすいためマウスは不要です(とはいっても細かい操作はトラックパッドよりマウスの方がやりやすいのですが)。
iPhone/iPadとの連携
Macは同じアップル製品であるiPhoneやiPadとシームレスに連携できます。
- 写真を同期
- 連絡先を同期
- カレンダーを同期
- ブックマークを同期
- パスワードを同期
- ファイルを同期
- メッセージ(iMessage)
- ビデオ通話/音声通話(FaceTime)
WindowsでもiCloud for Windowsで同期はできますがシームレスとは言えず、メッセージのやり取りやビデオ/音声通話はできません。
ストレージ暗号化が標準
パソコンはログインパスワードさえ設定しておけば情報を盗まれることはないと思っている人は多いです。
しかし、Windows PCはたとえログインパスワードが設定されていても分解してストレージを取り出し、別のパソコンに接続すれば情報を盗めます。
それを防ぎたければストレージ暗号化機能のあるWindows 11 Pro搭載のPCを購入するか、有償でWindows 11 Proにアップグレードする必要があります。
Macではストレージ暗号化(FileVault)が標準です。
OSの更新頻度が低い
客先での大事なプレゼンのためにWindows PCを起動すると、
最悪ですね……
また、終電間際に仕事を終え、Windowsをシャットダウンしようとすると「更新してシャットダウン」 しか選択できない。
なぜ、「更新しないでシャットダウン」がないのでしょうか……
仕方なく「更新してシャットダウン」すると、
これが悪名高いWindows Update、WindowsのOS更新です。
しかも不具合修正のためのWindows Updateでなぜか新たな不具合が発生することも。
MacにもOS更新はありますが、Windows Updateほど頻繁ではないうえ、更新タイミングの強制もありません。
コメント