
クラムシェルモードとは
Macbookに外部ディスプレイを接続すると、Macbookの内蔵ディスプレイと合わせてデュアルディスプレイ(2枚のディスプレイ)で使えます。
しかし、外部ディスプレイと内蔵ディスプレイの位置関係が難しいんですよね……
また、どうせ外部ディスプレイを接続するならMacbookのキーボードでなくお気に入りの外付けキーボードとマウスも使いたい。
そんな場合にMacbookを閉じてしまって内蔵ディスプレイは使わず、デスクトップパソコンのように使うのがクラムシェルモードです。
Macbookだけではなくなった
昔はクラムシェルモードが使えることがMacbookのメリットの1つでした。
しかし、Windowsも11でクラムシェルモードに対応しました。
最近、シェアを伸ばしているChromebookも対応しています。
ただ、Windows 11でもChromebookでも「クラムシェルモード」という名前は使われていないようです。
必要なもの
クラムシェルモードには以下のものが必要です。
- 外部ディスプレイ
- 外付けキーボード
- マウス(またはトラックパッド)
外部ディスプレイ
現行のMacbookはUSB-C端子から映像出力するため、USB-C映像入力のあるディスプレイであればケーブル1本で接続できます。
USB-C映像入力のないディスプレイではUSB-C / HDMIケーブルでMacbookとディスプレイを接続します。
外付けキーボード
Macbookを閉じて使うクラムシェルモードでは当然、Macbookのキーボードは使えません。
また、外付けキーボードが使いやすいのがクラムシェルモードを使う理由でもあります。
マウス(またはトラックパッド)
クラムシェルモードではMacbookのトラックパッドも使えません。
そのため、マウスか外付けのトラックパッドが必須です。


インテルMacでのBluetooth接続
インテルMacでBluetooth接続のキーボードやマウスを使う場合、「設定」-「Bluetooth」-「詳細設定」の「Bluetoothデバイスでコンピュータのスリープ解除を可能にする」をONにする必要があります。
M1 MacではBluetoothデバイスで常にスリープ解除が可能なため、「Bluetoothデバイスでコンピュータのスリープ解除を可能にする」の設定は存在しません。
クラムシェルモードにする
以下の条件がすべて揃った状態でMacbookを閉じるとクラムシェルモードになります。
- MacbookがAC電源に接続されている。
- Macbookに外付けキーボードとマウスが接続されている。
- 外付けディスプレイに画面が表示されている。
電源を入れるのが面倒
クラムシェルモードは大きなディスプレイ、お気に入りのキーボード、マウスで快適に使えます。
唯一、面倒なのは電源を入れるためにMacbookを開き、外付けディスプレイの表示を確認したらまた閉じる、という作業が必要な点です。
Macbookの電源を切らずスリープで運用すれば回避できるのですが、スリープ復帰時に外部ディスプレイの表示がおかしくなる場合があります(ディスプレイ固有の問題かもしれませんが)。
まあ、クラムシェルモードしか使わないのであればMac miniを購入するという解決策もありますが……
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