MacにWindowsを入れる

MacにWindowsを入れる

MacにWindowsを入れる費用やパラレルデスクトップ(Parallels Desktop)の永久ライセンス(買い切り)の価格など

全Macユーザー共通とも言える悩みとして

 
Macユーザーなんだけど、XXXのアプリを使うのにどうしてもWindowsが必要……

という場面があります。

昔のIntel Mac時代ならBootCampというMacでWindowsを使える仕組みがありました。

BootCampではmacOSとWindowsの切り替えが面倒などいろいろと問題はあったもののとりあえずMacにWindowsを入れることはできました。

しかし、

現行のAppleシリコン(M1/M2/M3)MacはBoot Campをサポートしません。

また、Intel MacではVirtualBoxでWindowsを入れることもできましたが、現行Macではそれもできなくなっています。

現行のAppleシリコンMacにWindowsを入れる手段はParallels Desktopです。

Parallels Desktopの費用は11,500円(サブスクリプションの場合)です。

他にWindowsのライセンスが必要ですが、Windowsの方は30日間の無料試用後に購入すればOKです。

Parallels Desktopとは

Parallels Desktop(パラレルス デスクトップ)とはMac上で仮想化されたPCハードウェアを提供するソフトです。

その仮想的なPCにWindowsをインストールすればMacの1アプリのようにWindowsが使えます。

Parallels Desktop

Parallels Desktopのインストール

Parallels Desktopは公式サイトかMac App Storeで購入できます。

しかし、Mac App StoreのMac App Store Editionはサンドボックス内で実行されるため(Parallels Desktop以外のアプリも同様です)、以下の機能が使用できません。

  • Coherence
  • 自動一時停止
  • WindowsアプリをMacと共有
  • WindowsファイルをMacと共有
  • MacのiCloud、OneDrive、Dropbox、Google DriveをWindows と共有
  • MacでWindowsを使用してWebリンクを開く
  • BluetoothデバイスをWindowsと共有
  • BootCampのWindowsのインポート(Intel Macのみ)

そのため、Parallels DesktopはMac App Storeでなく公式サイトから購入するのがおすすめです。

Parallels Desktopには下表のエディションがありますが、一般的な利用ではStandard Editionで問題ありません(開発用途などで8GBを超える仮想RAM、32CPU、Visual Studioとの連携などが必要ならPro EditionかBusiness Editionが必要です)。

Standard EditionPro EditionBusiness
Edition
買い切り サブスクリプション
価格 14,000円 11,500円/年 12,900円/年 16,100円/年
対象ユーザー家庭 / 学生 開発者
テスター
パワーユーザー
職場環境
Touch Bar
カスタマイズ
Visual Studio
プラグイン
仮想RAM8GB128GB
仮想CPU4CPU32CPU
電話・メール
サポート
一元管理
一括展開
ライセンスキー

公式サイトではStanadrd Editionの買い切り(永久ライセンス)が一回のお支払いと表記されています。

一回のお支払い

Windows 11を入れる

Parallels Desktopの「ファイル」-「新規」メニューを選択して「インストールアシスタント」画面を表示し、「MicrosoftからWindows 11を入手」、「続行」を順にクリックします。

インストールアシスタント

「Windowsのインストール」をクリックします。

Windowsのインストール

Windows 11のダウンロードが始まります(前述のように30日間無料試用できます)。

Windowsのインストール

ダウンロードが終わるとMac内に作成された仮想マシンにWindows 11のインストールが始まります。

それなりに時間がかかりますので気長に待ちましょう。

Windowsをインストールしています

画面をクリックします。

インストールが完了しました

「Windows使用許諾契約」が表示されるので「同意」をクリックするとインストール終了です。

Windows使用許諾契約

Windows 11のライセンス

前述のようにMacにWindowを入れて30日間は無料で使えますが、継続して使うためにはWindowsのライセンスを購入します。

Windowsのライセンスを購入したら「設定」の「システム」をクリックします。

Windowsがライセンス認証されていません

「Windowsがライセンス認証されていません」と表示されているのはParallels DesktopにはWindows 11のライセンスが付属しているわけではないためです。

「ライセンス認証を今すぐ実行」をクリックします。

ライセンス認証を今すぐ実行

「デバイスにプロダクトキーが見つからなかったことがWindowsによって報告されました。エラー0xC004F213」などと表示されると思いますが、「プロダクトキーを変更する」の「変更」をクリックします。

デバイスにプロダクトキーが見つからなかったことがWindowsによって報告されました。エラー0xC004F213

Windows 11のプロダクトキー(ライセンス)を入力します。

プロダクトキーの入力