MacでVR

WindowsよりMacのほうが劣勢なものの1つにVR環境があります。

VR(Virtual Reality)とは仮想現実のことで、まるで現実と錯覚するような映像を作り出す環境です。

macOSのVR対応

macOSはHTCのVRヘッドセットに対応しています。

VRヘッドセットとして有名なOculusのRiftには対応していません。

では、HTC VIVEを購入すればどんなMacでもVRが楽しめるのかいうとそんなことはなく、VIVEにハードウエア的に対応できるMacは以下のみです。

  • iMac 5K 2019の全モデル
  • iMac 5K 2017の最上位モデル(MNED2J/A)
  • iMac Pro(全モデル)
  • Mac(Thunderbolt 3搭載) + eGPU
eGPU
Blackmagic

どれもかなり高価で金銭的に敷居が高すぎます。。。

Windows MR

Windows MR(Mixed Reality)とはWindows 10が標準サポートしている複合現実環境です。

複合現実とはVRとMR(拡張現実)の複合のことです。

ただ、現在発売されているほとんどのWindows MR対応ヘッドセットはMRには対応しておらず、事実上のVR環境となります。

このWindows MRはHTC VIVEに比べて以下のメリットがあります。

  • 低スペックPCでも使える
  • ヘッドセットの価格が安い
  • セットアップが簡単

低スペックPCでも使える

Windows MRが動作するPCの要件は2種類あります。

  • Windows MR PC
  • Windows MR Ultra PC
Windows MR
PC
Windows MR
Ultra PC
グラフィック品質 低い 高い
GPU Intel HD Graphics 620以上
Nvidia MX150以上
Nvidia 965M以上
Nvidia GTX 860/1050以上
AMP RADEON RX460/560以上
CPU Core i5 7200U
デュアルコア以上
Core i5 4590
クアッドコア以上
AMP Ryzen 5
クアッドコア以上

GPUが弱いMacであってもWindows MR PCの要件は満たせそうです。

ヘッドセットの価格が安い

Windows MR対応(事実上VRのみ対応)ヘッドセットの価格はHTC VIVEに比べてだいぶ安く購入できます。

セットアップが簡単

HTC VIVEを使うためには部屋の各所に外部センサーを設置する必要があります。

ヘッドセットの位置や向きを監視するためです。

それに対して、Windows MRでは外部センサーは不要です。

ヘッドセットに内蔵されたカメラで周辺を撮影することでヘッドセットの位置や向きを監視するからです。

そのため、Windows MRのヘッドセットにはHDMIケーブルとUSBケーブルをPCに接続するだけで使えるという大きなメリットがあります。

MacでWindows MRは使えるのか

MacはBoot CampやParallelsを使ってWindowsを動かすことができます。

手持ちのMacの中で一番可能性の高そうなiMac 5K MNE92J/Aで確認してみました。

Windows MRが使えるか否かはMixed Reality Portalを実行すると確認することができます。

Mixed Reality Portal
Microsoft Corporation

Boot CampでMixed Reality Portalを実行した結果は以下です。

WDDM 2.1のグラフィックドライバーに☓がついています。

これはUltraでないWindows MRであってもWDDM(Windows Display Driver Model) 2.2以上のドライバが必須だからです。

であればWDDMのドライバを最新に・・・、といきたいところですが、Boot Campのディスプレイドライバを提供しているのはアップルです。。。

つまり、アップルからWDDM 2.2以上に対応したBoot Campのディスプレイドライバが提供されるまではここから先には進めないようです。

なら、ダメもとでとParallels Desktop環境でも試して見ました。

まず、Windows MRでは8GB以上のRAMが必須のため、8GBのMacではその時点で無理です。

ParallelsではBoot Campと違ってmacOS用のRAMも必要なため、Windows用に8GBを割り当てるのは不可能だからです。

幸いにも手持ちのiMac 5K 2017の最下位モデル(MNE92J/A)は8GB増設され合計16GBになっていたため、ParallelsのWindowsに8GBを割り当てることができました。

で、ParallelsでMixed Reality Portalを実行した結果がこちら。

こちらもグラフィックドライバーのところに☓がついています。

WDDMのバージョンはBoot Campの2.1よりさらに低く1.1です。

Parallels環境でもWDDM 2.2対応待ちしかないようです。

しかし、Parallelsとしては対応するメリットはないでしょうからしないでしょうね。

つまり結論としては現状、通常のMacではWindows MRは使えないと。。。

お手軽なVRならOculus Questのほうが

Windowsではお手軽にVRができて、Macだととても高価なMac以外はできない。

負け惜しみではありませんが、お手軽VRならWindows MR以上のものがあります。

Oculus Questです。

Oculus Questは外部センサーが不要なのはもちろん、そもそもPC不要で単体で動作します。

当然、ヘッドセットから伸びるHDMIとUSBのケーブルもありません。

できることは限られますが、MacユーザーがVRを楽しむなら単体動作という先進性のあるOculus Questかと。

コメント

  1. 匿名 より:

    HTC Vineって何?