
年賀状ソフト
パソコン(MacでもWindowsでも同じです)で年賀状を作成する場合、年賀状(またははがき)の作成に特化した「年賀状ソフト」を使うのが一般的です。
年賀状ソフトを使わなくてもPhotoshopなどの画像編集ソフトで年賀状の裏面デザインを作成し、Wordなどのワープロソフトで年賀状の宛名面を印刷することは一応可能です。
たしかにPhotoshopを使えば自分だけの素晴らしい年賀状を作れますよ。
でもPhotoshopでこういうデザインをサクサクと作れますか?

上図は年賀状ソフト(宛名職人)の年賀状テンプレートですが、こういうレベルのデザインができる人ならPhotoshopでオリジナル年賀状を作るのもいいかもしれません。
でもほとんどの人はオリジナルにこだわるより、年賀状ソフトのテンプレートに家族の写真などを組み合わせたほうがいいのではないでしょうか。
年賀状の宛名面もしかりです。
Wordの差し込み印刷機能を使えば年賀はがきの宛名面を印刷できます。
でもですよ、年賀はがきの宛名面のデザインは多種多様です。

年賀はがきの郵便番号枠内に番号をピタリと収め、お年玉くじ番号欄などに被らないように印刷するのは簡単ではありません。
そのような理由でPhotoshopやWordでなく年賀状ソフトが使われます。
ただ、Macの年賀状ソフトは「宛名職人」以外の選択肢がほとんどない状況です。
MacでもWindowsのソフトを使える
MacでもParallels DesktopやBootCampを使ってWindowsの年賀状ソフトを使うことができます。
Parallels Desktopでは「共有プリンタ」機能でWindowsの年賀状ソフトからMacに接続されたプリンタに印刷することもできます。

ちなみにMacでWindowsを使う方法にはWindows Server VPSやWindows 365もありますが、プリンタでの印刷がネックになります。
Windows Server VPSやWindows 365上ではPDFに出力して、MacにPDFをダウンロードし、Macで印刷する方法はありますが面倒です。
Windowsの年賀状ソフト
Windows向けの年賀状ソフトはMac向けよりは種類はありますが、主要な製品は3種類です。
富士通やNECといった日本メーカーのWindowsパソコンには(いい悪いは別として)いろいろなソフトがプリインストールされています。
そして一番プリインストールされている年賀状ソフトが「筆ぐるめ」です。
「パソコンに最初から入っていた」という理由で筆ぐるめを使っているWindowsユーザーは多いかと思います。
年賀状ソフトがプリインストールされていない、または筆ぐるめでは満足できないWindowsユーザーに一番購入されているのが「筆まめ」です。
この筆まめの価格はMac向けの宛名職人の半額とまではいきませんが、かなりお安くなっています。
さらに筆まめの初心者向け廉価版とも言えるのが筆王で、Macの有料ソフトではあまり考えられないお値段です。
筆まめと筆王はMOOK版もあります。
MOOK版とはムック(雑誌のような書籍)の付録の年賀状ソフトです。
そのMOOK版は通常版に比べて素材、フォント、機能が制限されています。
付録とは言え、タダではありませんからMOOK版を買うなら格安の筆王を買ったほうがお得ではないでしょうか。
ここまで安いのは前述のように日本メーカーのWindwosパソコンに年賀状ソフトがプリインストールされている、というのが理由かもしれません。
さらに無料の年賀状ソフトもありますが、以下の問題があります。
- 素材数やフォント数が有料ソフトより圧倒的に少ない
- 年賀状の宛先を管理するための住所録を作れるソフトが少ない
- 住所録を作れてもサービス終了で作り直しが必要になる
- 操作ガイドがわかりづらい
また同じ話になりますが、無料の年賀状ソフトであれこれ苦労するよりは安い筆王をかっちゃったほうが……
Macユーザーの選択肢
Windowsの年賀状ソフトも含めて考えるとMacユーザーには以下の選択肢があります。
- 宛名職人(Mac)
- 筆まめ(Parallels DesktopかBootCamp)
- 筆王(Parallels DesktopかBootCamp)
宛名職人 | 筆まめ | 筆王 | |
---|---|---|---|
動作環境 | macOS | Parallels Desktop / BootCamp | |
素材 | 15万点以上 | 45万点 | 30万点以上 |
フォント | 138書体 | 136書体 | 134書体 |
文例 | 356文例 | 2,885文例 | 1,561文例 |
Macの連絡先同期 | ◯ | ✕ |
宛名職人なら通常のMacアプリと同じ操作感で使え、Mac/iPhone/iPadの連絡先を年賀状の宛先として使えます。
Macユーザーなら宛名職人と言いたいところです。
でもMacでWindowsも使っている人なら多彩なデザインや機能が利用できる筆まめや、
格安の筆王も一考の余地ありかと。
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