
Macの年賀状ソフト

そう考えてググると、Mac専用の年賀状ソフトとして「宛名職人」が出てくると思います。
ただ、Windowsの年賀状ソフトに比べると割高感があります。
年賀状ソフトには「MOOK版」と呼ばれるものもあります。
ムックは「雑誌のような書籍」のことでMOOK版とはムックの付録の年賀状ソフトです。
付録といってもムック代はかかりますから無料ではありませんが。
しかし、Macの宛名職人にMOOK版はありません。
そのため、安価なWindowsの年賀状ソフトやMOOK版をMacのParallels DesktopやBootCampで使うのはアリです。
それでもMacの宛名職人にはWindowsの年賀状ソフトにはない複数のメリットがあります。
Finderのような感覚で素材を選ぶ
素材とは年賀状裏面のデザインテンプレートです。
宛名職人(2023年版)では15万点以上の素材が使えます。
さすがにそれだけの素材を目視で選ぶのは無理なので、カテゴリ(「カジュアル」や「フォーマル」など)を選択して、キーワード(「謹賀新年」や「happy」など)で絞り込みます。

MacのFinderと同じ感覚で検索できるので迷うことはないと思います。
また、

……という場合は素材に貼れる写真枚数(1枚〜8枚)検索します。

これらの検索機能で自分にあった素材を選べるので、膨大な素材数でも宝の持ち腐れにはなりません。
もちろん、写真はMac標準の写真アプリから追加できます(Windowsの年賀状ソフトのように写真ファイルをドロップすることもできます)。

Macの連絡先を住所録として活用
Windowsのソフトだと住所録作りから始めないといけません。
無料ソフトには住所録機能がないものもあります。
それに対して宛名職人はMacの連絡先(下図)を住所録として使えます。

iPhoneで電話をかける時にはMacと同期されている「連絡先」の電話番号が使われるのですから少なくとも名前と電話番号は登録されているわけです。
連絡先に几帳面に住所まで登録している人なら宛名職人の住所録と同期させるだけでほとんどの入力が終わってしまいます。
でも年賀状は出すけどiPhoneで電話をかけることはない相手もいるかもしれません。
その逆にiPhoneで電話はするけど年賀状は出さない相手も。
宛名職人の住所録では必要な相手だけを連絡先とシンクロ(同期)することができます。

お付き合い管理
そう思われるかもしれませんが、シンクロが必要なのは宛名職人の住所が宛名情報の他に以下を管理するためです。
- 挨拶状履歴
- 贈答管理
- コンタクト(アポイントメント・出欠管理、ご案内、コミュニケーションログ)
「挨拶状履歴」では年毎に送受した年賀状を管理します。

喪中だった年は「喪」と記録します(上図の赤丸)。
紙の手帳などで管理している人も多いかと思いますが、この機能を使えばスマートに管理できます。
贈答品管理は特定の人との贈答品のやりとりを管理できます。
とりあえず嫁との贈答品のやり取りを記録してみたのがこちら。

もちろん本来の使い方は分類欄がお歳暮、結婚祝い、お中元、などになり金額欄もしっかり埋めます。
他にもお付き合いイベントやお付き合いイベント関連の送付物の記録もできます。
はがきへの印刷がずれる場合
本物の年賀はがきに印刷する前にコピー用紙などをはがきと同じサイズに切ってテスト印刷するのが安全です。
Macにプリンターに適合したドライバーがインストールされていないと、はがきへ正しく印刷できません。
また、「Generic PCL Laser Printer」などの汎用プリンタドライバははがきに対応していないため、専用ドライバを使う必要があります。
年賀状以外にも使える
宛名職人は年賀状だけでなく様々な印刷デザインを扱えます。
年賀状以外のはがきは当然扱えますが、往復はがきや封筒でもOKです。

暑中・残暑見舞いなどのデザインもあります。

名刺は自分で印刷することも印刷発注することもできます。

封筒やはがき直接宛名印刷せず、ラベルに印刷して貼り付けるのもOK。

CD/DVDラベルもきれいに印刷できます。

オリジナル写真入りのカレンダーも簡単に作れます。

Macの年賀状ソフトは宛名職人の一択
前述のようにMacではParallels DesktopやBootCampでWindows用の年賀状ソフトを使うこともできます。
しかし、Mac専用の年賀状ソフトは宛名職人の一択です。
また、前述のように宛名職人は年賀状専用ソフトではなく、お付き合い管理にもはがき(年賀状以外)、封筒、ラベルの印刷にも使えるため、持っておいて損はないかと思います。
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