BootCamp環境でMagic Keyboardを使うとちょっと戸惑う点があります。
Magic Keyboardとはアップル純正の外付けキーボードでテンキーなしとテンキー付きがあります。
デスクトップ型MacであるiMacには標準でテンキーなしMagic Keyboardが付属しています。
まず、テンキー付きのMagic Keyboardですが、BootCampで使おうとするとアップルのキーボードドライバがロードされません。
MacとBluetoothでなくLightningケーブルでUSB接続しても同様です。
まあ、ロードされなくてもアルファベットくらいは入力できるのですが、「かな」キーや「英数」キーを有効にする方法がないようなのです。
アップル純正なのになぜなのでしょうか。
Magic Keyboard Utilitiesという有料ソフトを使うとBootCampでもテンキー付きのMagic Keyboardが使えるようです。
しかし、ライセンス料は年間14.9ドルです。
その金額を払うならParallels DesktopでWindowsを使ったほうがいいのでは(Parallels Desktopなら10キー付きのMagic Keyboardもちゃんと使えます)……
では10キーなしMagic KeyboardはというとBootCamp環境でちゃんとアップルのキーボードドライバがロードされます。
しかし、MacとBluetoothで接続していると「かな」キーと「英数」キーが効きません。
そのため、Lightningケーブル(Magic Keyboardに1本付属しています)を使ってMacと接続する必要があります。
では、「かな」キーも「英数」キーも使わないという奇特な人ならBluetooth接続でも問題ないかというとそうでもありません。
Magic KeyboardをBluetooth接続し、BootCamp環境とMac環境を行き来すると高い確率でBluetoothのペアリングが切れてしまうようです。
BootCampでのMacとWindowsの切り替えはOS再起動が必要でただでさえ時間がかかるので、さらにBluetoothの再ペアリングなどやってられません。
そのため、Magic KeyboardをBootCampで使うのであれば事実上、USB接続が必須です。