
Windows 10には複数のWindows PC間でブラウザのお気に入りを同期/移行できる機能があります。
しかし、Windowsのお気に入り同期機能ではMacはもちろん、Chrome、Firefox、Safariのお気に入りを同期/移行することはできません。
それらのブラウザとお気に入りを同期/移行させる方法はたくさんあって、いろいろ試してみたのですが、最も簡単で安定していたのがiCloudを使う方法でした。
iCloudとは?
iCloudとはアップルが提供しているインターネット上に様々なデータを保存することができるサービスです。
そして次のブラウザのお気に入り(ブックマーク)もiCloudに保存することができます。
- IE(Internet Explorer)
- Firefox
- Google Chrome
- Safari(iPhone, iPad)
- Safari(Mac)
つまり、これらのブラウザ間であればお気に入りを移行することができます。
また、お気に入りの移行だけでなく同期もできます。
お気に入りの同期とは異なるブラウザや異なるバソコン、またはスマホの間でお気に入りの内容を同じに保つことです。
iCloudアカウント
アップルと聞くとWindowsでは使えないのでは?と思うかもしれませんが、半分YESで半分NOといったところです。
というのはiCloudのアカウントを作るためには以下のいずれかの端末が必要だからです。
- iOS 5以降のiPhone、iPad、iPod touch
- OS X Lion v10.7.5以降のMac
一度、iOS端末かMacでiCloudアカウントを設定してしまえば、Windowsでも問題なく使えます。
WindowsにiCloud for Windowsをインストールする
WindowsでiCloudをiCloud for Windowsをインストールします。
iCloud for Windowsを起動するとApple IDの入力を要求されますので、iOS端末かMacで使っているApple IDを入力します。

Windowsのブックマーク同期はOFFする
もし、Windows 10のブックマーク同期機能を使っていれば、iCloudのブックマーク同期機能を使う前にOFFにしておきます。
お気に入りを同期/移行する
タスクバーからiCloudを開き、「ブックマーク」の「オプション」ボタンをクリックするとブックマークの同期対象をIE、Firefox、Chromeから複数選択できます。
iOSやMacのSafariは選択肢に出ていませんが、デフォルトで同期されます。

「OK」をクリックするとお気に入りの同期が始まり、しばらく経つと複数のブラウザのお気に入りの内容が同じになります。
もし、Chromeを新たにインストールした状態でInternet Explorer(IE)とChromeを同期するとChromeのお気に入りは空なので、IEのお気に入りがChromeに移行(コピー)されます。
新しいPCにお気に入りを同期/移行する
古いPCにiCloud for Windowsをインストールして、「ブックマーク」の「オプション」を設定しておきます。
そうするとお気に入りはインターネット上のiCloudに保存されることになります。
次に新しいPCにもiCloud for Windowsをインストールし、同じように「ブックマーク」の「オプション」を設定します。
iCloudに保存されていたお気に入りが同期され、新しいPCにお気に入りが移行します。
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