有効なApple IDですが、iCloudアカウントではありません

WindowsでiCloudを使うために新規にApple IDを取得し、WindowsのiCloudコントロールパネルにサインインしようとしたら、「有効なApple IDですが、iCloudアカウントではありません」とエラー表示されてサインインできませんでした。

しかし、たったそれだけのエラーメッセージでは、

え???

iCloudってApple IDでログインするんじゃないの???

有効なIDなのに有効なアカウントではないって???

・・・と、疑問ばかりでわけがわかりませんでした。

Apple IDとは?

そもそもApple IDって何でしたっけ?

App Storeでアプリをダウンロードする時やiTunes Storeで音楽をダウンロードする時にApple IDが必要になります。

そういえばApple Storeのサポートの予約をした時にもApple IDが必要でした。

どうやらアップルのサービスでは個人を識別するために必ずApple IDが必要なようです。

メールアドレスさえあれば無料でいくつでも作成できる

「個人を識別するため」とは言ってもApple IDを作成するのに必要なものはメールアドレスだけです。

メールアドレスはフリーメールなどで1人で何個でも取得できますから、Apple IDもメールアドレスを用意することで1人で何個でも作成できます。

Apple IDの作成画面にはクレジットカード番号の入力欄がありますが、入力は必須ではなくクレジットカードがなくてもApple IDを作成できます。

つまり、Apple IDでは誰でも何個でも無料で作成することができるIDです。

iCloudアカウントとは?

ではiCloudアカウントは何でしょうか?

アップルの他のサービスと同様、iCloudにはApple IDでサインインするため、Apple ID作成すると同時にiCloudも使えるようになる、と思っていました。

しかし、冒頭のエラーメッセージが出るということはその理解が間違っていたということでした。

iCloudを使えるのはiPhone、iPad、iPod touch、Macユーザーのみ

iCloudは無料で使えます。

そして、iCloudには誰でも無料で取得できるApple IDでサインインします。

これだけ聞くとiCloudは誰でも無料で使えるサービスのように思えます。

しかし、現実にはiCloudアカウントが作成されるのはiOSかmacOSでiCloudを設定した時です。

WindowsのiCloud for WindowsでiCloudを設定してもiCloudアカウントは作成されず、冒頭のエラーが表示されたと言うわけです。

iOSかmacOSでiCloudを設定するためには当然、iPhone、iPad、iPod touch、Macのいずれかの製品が必要です。

つまり、iCloudは誰でも使えるわけでなく、iCloudを使えるのはiPhone、iPad、iPod touch、Macのユーザーだけということです。

「有効なApple IDですが、iCloudアカウントではありません」の解決方法

ここまでわかれば解決方法は簡単で、iOS端末かMacでエラーになったApple IDでiCloudを設定するだけです。

一度、設定すればiCloudアカウントが作成されるため、設定解除してしまっても問題はありません。

実際にこの方法でエラーになっていたWindowsのiCloudコントロールパネルにサインインすることができました。

WindowsだけでiCloudを使う理由

今回のエラーの発端はWindowsでiCloudを使うための専用Apple IDを作ったことでした。

アップルのサービスであるiCloudをWindowsだけで使うことに何の意味があるのか疑問に思う人がいるかもしれません。

WindowsだけでもiCloud使う理由はiCloud for Windowsを使うためです。

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