Parallels Desktopのキーボード

Parallels Desktopのキーボードマッピング

Parallels Desktopとは

Parallels DesktopとはmacOS上に仮想のPC環境を構築する仮想化ソフトです。

M2/M1 MacでもIntel MacでもWindowsとmacOSを同時に使うことができます。

Parallels Desktop 19 for Mac
MacでWindows 11が使える

Windows独自キーのキーマッピング

Alt WindowsといったWindows独自キーはParalles Desktopで以下のようにMacのキーボードにマッピングされます。

Parallels Desktopのキーボードマッピング
Windows独自キー Macのキーボード
Alt⌥ option
Windows⌘ command
半角/全角caps
カタカナ/ひらがなかな
無変換英数
Insertfn + enter
BS
Deletefn +
Homefn +
Endfn +
Page Upfn +
Page Downfn +
Application (Menu) + F10

日本語入力のON/OFFはMacの英数キーとかなキーの方が便利では

Windowsは半角/全角はMacキーボード左下のcapsに割り当て割り当てられますが、あまり打ちやすくはありません。

そもそもMacユーザーならWindows環境でも英数かなで日本語入力をON/OFFするように設定する方が便利ではないでしょうか。

Windows + Tabでタスクビュー表示

Windowsでタスクビューを表示するキーボードショートカットは(Macキーボードでは)+Tabです。

ところがParallels DesktopのWindows環境でこのキーボードショートカットを押すとMacのアプリ切り替えになってしまいます。

これは+TabがmacOSシステムショートカットのためです。

Parallels DesktopがmacOSシステムショートカットを受け取れるようにするには設定画面で「ハードウェア」、「マウスとキーボード」、「ショートカットの環境設定を開く」をクリックします。

ショートカットの環境設定を開く

「macOSシステムショートカットを送信する」をチェックすると+Tabでタスクビューが表示されるようになります。

macOSシステムショートカットを送信する

しかし当然、Paralles Desktopから+TabでMacのアプリに切り替えることはできなくなるため、「Parallels Desktopの表示/非表示」をチェックし、Parallels DesktopとMacを切り替えるキーボードショートカットを設定しておくと便利です。

PrintScreenやScrollLockなどを送信

PrintScreenScrollLockなどのキーマッピングされていないキーはParallels Desktopの「デバイス」-「キーボード」メニューからWindowsへ送信できます。

ショートカットを送信

このメニューから送信するキーはカスタマイズも可能です。

F1、F2などのキーを標準のファンクションキーとして使用

ファンクションキーを使うためには標準ではfnF1F2との同時押しが必要です。

Macではファンクションキーをあまり使わないため、標準ではF1F2のようなキーボード最上段のキーがメディアキー(音量やディスプレイ輝度調整用のキー)に割り当てられているためです。

しかし、Windowsではファンクションキーを多用するため、fnの同時押しは不便です。

「設定」 – 「キーボード」の「キーボード」タブの「F1、F2などのキーを標準のファンクションキーとして使用」をONにすると、fnとの同時押しの必要がなくなります。

F1、F2などのキーを標準のファンクションキーとして使用

ONにした方がParallels DesktopでWindowsを使う分には便利です。

ただ、音量調整や輝度調整のためにfnとの同時押しは必要になってしまうデメリットはあります。

Windowsショートカットをカスタマイズする

Paralles DesktopではWindowsのMacのショートカットをWindowsのショートカットに変換する機能があります。

デフォルトでは以下のような変換が設定されています。

macOSから Windowsへ 備考
+ XCtrl + Xカット
+ CCtrl + Cコピー
+ VCtrl + Vペースト
+ ACtrl + A全選択
+ ZCtrl + Zアンドゥ
+ SCtrl + S保存
+ PCtrl + P印刷
+ FCtrl + F検索
+ BCtrl + B太字
+ ICtrl + I斜体
+ UCtrl + Uアンダーライン
+ NCtrl + N新規ファイル
+ TCtrl + T新規タブ
+ QAlt + F4ウィンドウを閉じる
+ WAlt + F4ウィンドウを閉じる
+ + ,Win + ,デスクトップを
一時的に表示
+ + CWin + Cコルタナ起動
+ + QWin + QWindowsの検索
+ + WWin + WWindows Ink
+ + HWin + Wチャーム表示
+ + ZWin + Wアプリの
コマンドバー表示

+ Delete
Shift
+ Delete
ごみ箱に移動せずに
ファイル削除
+ Ctrl + 単語の末尾へ移動
+ Ctrl + 単語の先頭へ移動
+ Shift
+
Ctrl + Shift
+
次の単語の末尾へ移動
+ Shift
+
Ctrl + Shift
+
前の単語の先頭へ移動
+ DeleteDeleteカーソルの
後ろの文字を削除
^ +
+ Delete
Ctrl + Alt
+ Delete
タスクマネージャー
^ + Shift
+ 2
Ctrl + Alt
+ E
イラストレーター
の書き出し
ダイアログボックス

BootCampのように左手小指でCtrlを押しながらコピペなどする必要はなく、Macユーザーにとって自然な親指でを押しながらコピペができます。

もちろんコピペ以外のショートカットもMacに合わせられます。

変換をカスタマイズするにはParallels Desktopの「環境設定」-「ショートカット」から仮想マシンを選択します。

ショートカットの変換

コメント

  1. 匿名 より:

    Controlと3の組み合わせで、Show Facemarks(顔文字の候補)が表示されて困っています。
    そもそも
    Windows11 がARM 版で、Apple Silicon Mac に、US Keyboard
    せめてどこかで愚痴りたくて書きました。
    起動直後は大丈夫なんですけどね。

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